
最近よく聞くNFTってなに?
NFTでなにができるの?
この記事では、そんなお悩みにお答えします。
NFTについて学んで一緒に楽しみましょうー!
- NFTとはなにか
- NFTでできること
- NFTのメリット・デメリット
2021年8月、日本の小学3年生の男の子が夏休みの自由研究で描いたデジタルのイラストに数百万円の価値がついたというニュースはご存知でしょうか?
また、Twitterの共同創設者であるジャック・ドーシーによってつぶやかれた初ツイートがNFTのオークションに出品されて、約3億1500万円という金額で落札されています。
これは、NFTという最新のデジタル技術によってデジタルデータに価値が付くようになったために起こった出来事です。
「デジタルデータに価値がつく?」って意味不明ですよね。
しっかり説明していくので、一緒に学んでいきましょう!
NFTとは
NFTとは、Non-Fungible- Token(ノン ファンジブル トークン)の略で、日本語で「非代替性トークン」と訳されます。
簡単にいうと「デジタルデータを、替えの効かない唯一無二のものだと証明する技術」です。

いきなり難しい言葉が出てきた…。

これだけ聞いてもわからなくて当たり前だから安心しよう。
しっかり説明していくぞ!
デジタルデータに資産価値が付く
ネット上にある写真やイラストなんかのデジタルデータって、スクショとかコピーをされるとどれが本物か分からないですよね?
例えば、あなたがスマホで撮った写真を友達や家族に送ると、送った相手に同じ写真が届きます。
つまり、デジタルのデータって誰でも簡単にコピーができるんです。
誰でも簡単にコピーができてしまうので、デジタルデータには資産価値を付けるのが難しいのが現状でした。
しかし、NFTという技術を利用することでデジタルのデータひとつひとつにシリアル番号のようなものを与えることができるようになりました。
デジタルデータひとつひとつにシリアル番号のようなものを与えることで、「このデジタルデータは本物だ!」ということが証明できるようになったんです!
そして、本物という証明ができるようになったので、デジタルデータに対して資産価値が生まれたのです。
唯一無二の証明
では、なぜ唯一無二だと価値が付くのでしょうか?
アートの分野で例えると、モナリザの絵が分かりやすいかと思います。
モナリザの絵って、色んな場所にコピーが展示されていますよね?
例えば、メルカリなら3000円前後で購入できますw
しかし、パリのルーブル美術館に飾られている本物のモナリザは約1,000億円もすると言われています。
これは、ルーブル美術館に飾られているモナリザが「本物だ!」という専門家たちによる証明があるので1点しかない希少なものとして価値が付いているためです。
つまり、1点しかないことや、希少なことに対して人は価値を感じるのです。
これと同じように、NFTという技術によってデジタルデータに対して、「これが本物だ!」という証明をすることによって価値が生まれるということになります。

サイン入りのTシャツなんかも、1点物だから価値が付いたりするよね!
ブロックチェーン技術の活用
では、このデジタルデータは本物だ!ってどうやって証明するんでしょう?
そこにはブロックチェーンという技術が使われています!

また難しい言葉が…。
かんたんに説明します。
ブロックチェーンには、「データの改ざんや不正利用ができない」「データの管理履歴が消えない」という特徴があります。
今まで、あらゆるデータは企業が管理していましたよね?
例えば、みずほ銀行の顧客データは、みずほ銀行が管理しています。
任天堂の顧客データは任天堂が管理しています。
それぞれのサービスを提供している企業がデータの管理をしているのが現状です。
つまり、企業がハッキングされてしまうと簡単にデータが流出してしまいます。
第三者委託なんかもしているかもしれませんが基本的な考え方はこんな感じですよね。
これがブロックチェーンでのデータ管理だとどうなるか
ブロックチェーンで管理されているデータは、どこかの企業のサーバーで管理しているものではないんです。
管理しているのは、インターネットにつながった世界中のいろいろな人たちのパソコンやスマホに暗号化されたデータによって管理されています。
つまり、ハッキングをしようと思ったら、世界中のパソコンを同時にハッキングしないとデータの改ざんや不正利用ができません。
だから安心してデータの保管ができるんです!
そして、そのブロックチェーン上に、「NFTデータは誰のものか」などが管理されています。
ブロックチェーンの細かい技術を説明するのは難しいので、
- デジタルデータに対して「このデータが本物だ!」という証明ができる
- データの改ざんや不正利用することができないし、その管理履歴は誰にも消せない
ざっくりとそんな技術があるとだけ覚えておいてくださいw
スマホがどうやって使えてるかとか、Twitterにどんな技術が使われているかって分からないけど使えていますよね。
「そういう技術があるんだなぁ。」くらいの認識で問題ないと思います。

そういう技術があるんだなぁ。
NFTでできること
具体的にNFTでできることを挙げていきます。
アート
NFTで特に相性が良いと言われているのがアートの分野と言われています。
今までコピーし放題で、なかなか価値が認められてこなかったデジタルデータに価値が付いたということでかなり盛り上がっています!
2021年の8月には日本の小学3年生の男の子が自由研究で描いたイラストに数百万円の価値が付いたり、海外では数百億円で売れるイラストが誕生しています。
ぼくが持っているこの画像もNFTです。

この画像も、画像自体は誰でもコピーはできますがシリアル番号がついたNFT自体は僕しか持っていないということをブロックチェーン上で証明することができます。
ちなみに、この画像は2022年5月15日に300円で購入後、2022年7月1日には約8万円の価値に値上がりしています。
ファッション
ファッション業界も賑わっています。
NIKE、adidas、GUCCI、Louis Vuittonみたいな大企業もぞくぞく参入してきているんです!
これらは、メタバースという仮想空間で身につけるアイテムとして今後活用されそうですね。
ゲーム
NFTは、もともとゲームの分野によって誕生したとされています。
ブロックチェーンをゲームに活用することで、いろんなメリットが生まれてくるんです。
ゲーム内で獲得したアイテムが資産になる
ブロックチェーンを利用したゲームでは、ゲーム内で獲得したアイテムが資産になるんです。
どういうことかと言うと、今まではゲームでどんなにレアアイテムをゲットしても使えるのは自分だけでした。
これからはそのレアアイテムを他のプレイヤーに売ることができるようになるんです!
さらに、仮想通貨で取引するのでリアルのお金に換金することもできます!
セーブデータが消えることがない。
ブロックチェーン技術を利用することでセーブデータが消えなくなります。
今までのゲームのデータは、ニンテンドースイッチであれば本体やSDカードにデータが保存されていたり、オンラインゲームであればオンラインゲームを運営している企業のサーバーにデータが保存されていました。
これは、ゲーム機本体が故障したり、企業のサーバーがダウンしたりでデータが消える可能性がありましたよね。
これからはブロックチェーン上にデータが残ります。
さきほども説明したとおり、ブロックチェーンのデータというのは、世界中の色々な人のパソコンやスマホに暗号化されたデータが記録されるという技術が使われています。
つまり自分のパソコンやスマホが壊れてもデータは消えないということになります。

データを改ざんできないってことは、チート行為も無くなるね!
その他
他にも音楽やライブチケットなど、ありとあらゆるデジタルデータに使用されています。
更には、NFTの不正利用できないというメリットに着目することで、公的書類などをNFT化するなど、今後NFTは色々な分野で利用されることになっていきそうですね!
NFTのメリット・デメリット
NFTのメリットやデメリットについても解説していきたいと思います。
NFTのメリット
NFTには4つのメリットがあります。
- デジタルデータに価値が生まれる
- クリエイターに利益が還元される
- 誰でも簡単にデジタルデータをNFTにできる
- 取引する時に、言語の壁も決済の壁もない
ひとつずつ説明していきます。
デジタルデータに価値が生まれる
NFTにはブロックチェーン技術が使われており、データの改ざんや不正利用ができないなどの特徴があります。
そして、このデータは本物だ!と唯一無二のものと証明されることによりデジタルデータに価値が生まれます。
デジタルデータに価値が生まれたことにより、価値が付いた作品には値上がりも期待されます。
つまり、今までアートに興味がなかった投資家なども参入してきています!
ぼくもNFT投資で利益を出してます!
クリエイターに利益が還元される
NFT化したデジタルデータには、プログラムを組み込むことができます。
このプログラムをスマートコントラクトと言います。
代表的なものでは、デジタルデータが転売された時に、クリエイターに利益が還元されるなどのプログラムがあります。
今までは転売されてもクリエイターにはなんの還元もありませんでした。
たとえば、ブックオフで本が売れても作者には関係ありませんでしたよね?
NFTでは、転売される度にクリエイターに10%の利益が還元される。などのプログラムを組み込むことができるんです。
転売されるときに価値が上がる可能性もあるので、最初は1,000円で売れていたものが10万円に上がれば、転売されるたびに10%の1万円がクリエイターに還元される可能性があるのは魅力的ですよね。
誰でも簡単にデジタルデータをNFTにできる
NFTは誰でも簡単に作れます!
OpenSeaという世界最大のNFTマーケットプレイスでは、NFTにしたい画像や動画を選んで「作成」とするだけでNFTを作ることが出来ます。

慣れれば3分くらいでNFTにできちゃうよ!
世界に向けて発信できる
NFTはパソコンやスマホで世界中の人々とNFT作品を取引することができます。
今までは海外の人たちとアートの取引しようとしても、言語の壁や決済の壁がありました。
まず言語の壁ですが、OpenSeaでは英語表記にはなりますが、誰でも簡単にNFT作品を取引することができます。
そして、決済には仮想通貨が使われています。
仮想通貨って触ったことがない人には難しく聞こえてしまうかもしれないですが、触ってみると意外と簡単です!
決済に仮想通貨が使われることで、円やドルなど世界中の通貨との壁が無くなります。
つまり、クリエイターさんにとっては作品の評価される場所が広がったとも言えますよね!
今までは日本でどんなに凄いクリエイターが誕生しても、世界に自分の作品をアピールするのは難しかったかと思います。
これが簡単にアピールできるようになるのもNFTを使うメリットですね。
これからは日本のクリエイターさんもバンバン世界進出することでしょう!
NFTのデメリット
もちろんデメリットもあります。
- 法整備が追いついていない
- NFT取引時のガス代(手数料)が高い
1つずつ説明していきます。
法整備が追いついていない
日本ではNFTに対する法整備が全く追いついていないのが現状です。
そもそも日本では、デジタルアートのような無形物には所有権が認められていないんです。
この所有権を巡って、クリエイターと購入者との間でトラブルが発生する可能性も考えられます。
NFT取引時のガス代(手数料)が高い
NFTの取引時にはイーサリムという仮想通貨を利用します。
イーサリアムを利用するときに、ガス代という手数料が発生します。
このガス代なんですが、高い時には1万円以上掛かってしまうこともあるんです…。
しかし、最近ではガス代が発生しない方法なんかも確立されてきているので、この問題は後々解消されていくでしょう。
まとめ
NFTがどんなものか伝わったでしょうか?
おさらいしてみましょう。
- デジタルデータに対して、唯一無二の証明ができる
- 唯一無二の証明ができることによって資産価値が付く
- 作品が転売される度にクリエイターに利益が還元されるなどのプログラムを組むことができる
- クリエイターにとって、海外との決済の壁や言語の壁が無くなる
- 日本では法整備が整っていないのでトラブルになる可能性がある
- 取引時のガス代(手数料)が高い
NFTの誕生によって、デジタルデータに資産価値が生まれました。
これはブロックチェーン技術によって、このデジタルデータは本物だ!という証明
そして「改ざんできない」「不正利用できない」「消えない」という信頼
有限であるという希少性に対して価値が認められるようになったことによるものです。
特に、スマートコントラクトというプログラムを組むことで、
アートなど作品を作ったクリエイターさんに対して、
作品が転売される度に利益が還元されるのは大きなメリットと言えます。
さらに、仮想通貨が決済の手段になることによって、言語の壁や決済の壁がなくなるので
今までは日本でしかアピールできなかったクリエイターさんも世界に向けて簡単に発信することできます!
NFTはデジタルデータの概念を完全に変えるものとなります。
今後、ありとあらゆるデジタルデータがNFT化されるようになります。
今のうちから仮想通貨やNFTという新しいテクノロジーに触れておくことで、時代の流れに乗る準備をしておきましょう!
NFTや仮想通貨を利用するには仮想通貨取引所に登録する必要があります。
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